厚労省 全身麻酔剤や抗がん剤など、使用上の注意の改訂を指示
公開日時 2009/04/26 23:00
厚生労働省は4月24日、全身麻酔剤イソフルラン(一般名、アボットジャパン
の「フォーレン」など)と抗がん剤トレミフェンクエン酸(日本化薬の「フェ
アストン」など)について使用上の注意の改訂を日薬連を通じ関係企業に指示
した。イソフルランは重大な副作用に「ショック、アナフィラキシー様症状」
と「肝炎、肝機能障害」をそれぞれ追加。トレミフェンクエン酸は、投与によ
りQT延長がみられることから、心血管系障害を持つ患者には投与前に注意を払
うこととし、「QT延長またはその既往歴のある患者(先天性QT延長症候群等)」
「低カリウム血症のある患者」などを禁忌、「重度の徐脈などの不整脈、心筋
虚血などの不整脈を起こしやすい心疾患のある患者」を慎重投与にそれぞれ追
記した。