厚労省・検討会 新治験活性化5ヵ年計画の中間見直しの議論がスタート
公開日時 2009/06/30 23:00
厚生労働省は6月30日、「新たな治験活性化5ヵ年計画の中間見直しに関する
検討会」の初会合を開催し、07年度にスタートした同計画が3年目を迎えたこ
とから見直しに着手した。同計画で設置を決めた中核病院・拠点医療機関の基
盤整備状況を評価し求める機能を明確にすることや、計画の実施後に期待され
る治験・臨床研究の姿(最終目標)を可視化することなどが目的。
現在の最終目標は▽治験・臨床研究のコスト、スピード、質が米国など諸外国
並みに改善されている▽国際共同治験の実施数がアジア周辺国と同等以上の水
準まで向上している――としているが、より具体的なゴールを設定する。今後
は検討会の下部組織としてワーキングループを設置し個別テーマごとで議論を
進めるなどして、10月には最終報告を作成する方針。