エーザイ 研究開発組織大幅見直し 領域別に発明から承認まで責任
公開日時 2009/06/30 23:00
エーザイは7月1日、研究開発組織の大幅見直しを行い、がんや脳・神経、抗
体など7つのユニットを設けて、それぞれで創薬研究から承認まで一貫して責
任を負って取り組みを進める体制にした。これらユニット全体についての開発
の意思決定、予算管理、資源配分などの管理をCEOオフィスが行う。
7つのユニットは、「オンコロジー創薬」、「ニューロサイエンス創薬」「フ
ロンティア創薬」(炎症・免疫・血管領域)、「プレミア創薬」(エンドトキ
シン拮抗剤「E5564」、パリエットのライフサイクルマネジメントテーマ、ト
ロンビン受容体拮抗剤「E5555」の承認までを推進)、「KAN創薬」(神経、
がん、免疫の領域で細胞生物学的研究を通じた新規病理メカニズムの解明と創
薬ターゲットの同定を通じた、抗体医薬を通じた活動)、「モルフォテック創
薬」(モルフォテック社の重要用テーマの開発)、「臨床研究センター」。こ
れら組織は「プロダクション・クリエーション・ユニット」と名づけた。
CEOオフィス役員には、計画・戦略担当に椎名誠代表執行役専務、チームサ
イエンティフィックオフィサーに吉松賢太郎常務執行役、チーフプロダクトク
リエーションオフィサーに林秀樹常務執行役が7月1日付で就いた。