4月度採用・採用停止調査 イメンドが初の1位、新規処方はジャヌビアがトップ
公開日時 2010/04/28 04:02
ミクス編集部が病院薬剤部と臨床医を対象に行った4月度の薬剤採用・採用停止調査によると、病院採用のトップは昨年12月に発売を開始した選択的ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗型制吐剤「イメンドカプセル」(小野薬品)と、今年1月に発売を開始した肝細胞がん治療薬「ミリプラ」(大日本住友製薬)がともに同数でランクされた。一方、医師の新規処方ランキングでは、第1位がDPP-4阻害薬「ジャヌビア」(万有製薬)、第2位は成人気管支喘息治療薬「シムビコート」(アストラゼネカ)がランクされた。
◎採用品目絞込みで医師への協力要請も
採用停止については、やはりGE採用に伴う切り替え薬剤がみられた。自由回答にもそれが現れており、医師からのコメントでは、在庫減らし、在庫整理、採用品目の絞込みなどで協力を求められているコメントが複数寄せられた。また、薬剤師からはGEメーカーの業務停止処分の報道を踏まえ、患者を不安に感じさせてしまうとの危機感を訴えるコメントもあった。
本調査はMonthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答頂いた病院薬剤部から50病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目について集計した。臨床医についてはMCIとの協力により、内科系医師人についてインターネットより回答を得た。
調査データの詳細および臨床医・薬剤部のコメントはミクスOnlineに掲載しております。