第一三共 AKT阻害抗がん剤の全世界ライセンスを獲得 11年度中に治験開始
公開日時 2011/11/11 04:00
第一三共は11月10日、米国のバイオベンチャーArQule社から、抗がん剤を目指し創製されたAKT阻害剤「ARQ092」の全世界での開発、製造、販売に関する独占的ライセンス契約に合意したと発表した。経口剤。11年度中に米国でフェーズ1に着手し、その結果を踏まえて標的がん腫、試験実施地域などを判断するとしている。
標的とするAKTは、がん細胞の増殖や血管新生に関与し、多くのがんでその活性の異常が認められているという。契約に伴い第一三共は、契約一時金1000万ドルを支払う。