OTCの下痢止め薬「ストッパ」を販売するライオンはこのほど、新社会人のプレッシャーに関する意識調査を実施し、プレッシャーを感じた心に重くのしかかる上司の言葉の第１位が「言っている意味わかる？」（35.2％）だったと発表した。２位は「そんなこともわからないのか」（24.0％）、３位は「期待しているよ」（23.6％）――。ライオンは、「上司が部下に対する配慮のつもりでかけた言葉が、逆にプレッシャーと感じられることもあるようだ」と分析している。

調査は社会人２年目の20代男女500人を対象に実施した。調査方法はWeb調査。調査期間は３月30日～４月２日。

新入社員時代にプレッシャーを感じた上司の言葉を聞いたところ、４位以下の回答は、「あれ、どうなってる？」（22.4％）、「面白い話して、何か話して」（15.2％）、「もういいよ、他の人に頼むから」（14.2％）、「●●（同期などの名前）は優秀だぞ」（13.0％）、「●●！（自分の名前）」（11.6％）、「明日までにやっておいてくれ」（8.2％）、「どうだ、軽く一杯？」（6.2％）――だった。

プレッシャーの解消方法では、「仕事外の人とのコミュニケーション」や「仕事終わりに趣味を楽しむ」がそれぞれ３割超と多かった。また、４人に１人が「トイレで１人の時間・空間を作ること」と回答し、トイレ本来の使用方法以外にトイレを利用する人が少なくないこともわかった。

上司からのストレスやプレッシャーによる体調不良で最も多かったのは「下痢・胃痛・腹痛」で、体調不良を訴える人の３人に２人にのぼった。これに次いで「頭痛」「肩こりなど体のコリ」「吐き気」「不眠症」などとなった。