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FDA 血友病B患者の出血予防凝固第IX因子製剤を承認

公開日時 2013/07/04 05:01

米食品医薬品局(FDA)は6月27日、16歳以上の血友病患者における出血予防のための第IX因子製剤Rixubis(遺伝子組み換え)を承認した。


同剤の適応は、出血エピソードの予防・管理、周術期(手術のための入院から退院までの時期)管理、および出血エピソードの予防および頻度の低減を目的とした日常的(定期的)使用。主に男性患者が多い先天的血液凝固障害の血友病Bは、米国に約3300人存在するという。


FDA生物製剤評価研究センター(CBER)のKaren Midthunセンター長は、「出血の日常的(定期的)予防の適応をもつ初の遺伝子組み換え第IX凝固因子として、Roxubisは、我々の『武器庫』での血友病患者を守る新たな『兵器』となる」と期待感を示したうえで、「今回の承認は、患者と医師に出血エピソードを予防し、その頻度を減少させるオプションを提供するもの」とコメントした。


Roxubisの有効性は、出血に対し日常的予防を目的で同剤を服用している群(日常的投与群)と出血時に必要に応じ同剤を服用している群(必要時投与群)とに割り付けた多施設試験、合計73例(12歳-65歳)で検証された。日常的予防投与群では、必要時投与群と比べ、年間の出血率が75%低下したことが示された。小児を対象とした試験は現在実施中である。


臨床試験中の一般的な副作用は、味覚障害、四肢痛など。重篤な副作用にはナフィラキシーがある。同剤は、バクスターヘルスケアコーポレーション(カリフォルニア州ウェストレークビレッジ)の製造。


 

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