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協和発酵キリン 慢性腎臓病薬バルドキソロンメチルの国内開発再開へ フェーズ2から

公開日時 2014/07/04 03:50

協和発酵キリンは7月2日、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病治療薬として開発中に安全性の問題で治験を中止していたバルドキソロンメチル(開発番号「RTA402」)について、新たなフェーズ2試験を開始すると発表した。導入元で米リアタ社が進めていた海外フェーズ3(「BEACON試験」)で、同剤を投与していたグループで心不全など重篤な心血管イベントが発現したことから、協和発酵キリンも12年10月に国内フェーズ2を中断、13年11月には中止を決定していた。

 
協和発酵キリンは、BEACON試験データを分析した結果を基に、医薬品医療機器総合機構に相談を行い、患者の安全性に十分に配慮して2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者に対する開発を継続することした。
 
同社は、主力の透析領域に加え、同領域と関係の深い糖尿病領域も強化する方針にある中で、「RTA402」は、糖尿病から腎症を発症し、その病気の進行スピートを抑える薬としての開発していたとみられる。同社の将来の戦略品として位置づけにあると考えられる。
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