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ARBブロプレスAG 調剤薬局の59%が採用 先行発売の影響大きく ネグジット調べ

公開日時 2014/10/06 03:52

ネグジット総研・薬剤師調査MMPRはこのほど、9月12日に新発売したARBブロプレス(一般名:カンデサルタン)のオーソライズドジェネリック(以下、AG)の調剤薬局における採用率が9月25日~10月2日の時点で59%だったとする調査結果をまとめた。残り4割の調剤薬局のうち11月末までに「確実に採用」「可能性が高い」としている薬局は1割に満たず、同社は「後発品調剤体制加算の算定にブロプレス後発品(GE)を織り込む調剤薬局の大半がすでに準備を終えているのではないか」と分析している。

 

AGは先発品と原薬、添加物、製造方法が同じジェネリック。ブロプレスAGである「カンデサルタン『あすか』」は、先発品を販売する武田薬品が提携先のあすか製薬と契約して登場した。AGは抗アレルギー薬アレグラやARBディオバンでも発売されているが、ブロプレスAGは他社GEより発売が先行する国内初のケースとなる。

 

ブロプレスAGを採用した6割近くの調剤薬局に採用理由を聞いたところ、「先行発売だったため採用」が56%で最も多く、次いで「AGのため採用した」が36%だった。発売時期が採用の決め手となっている薬局が多いことから、薬局の死活問題となる後発品調剤体制加算の算定との関係が採用動向に影響したとみられる。

 

◎発売1週間で60%以上切り替えがAG採用薬局の4分の1に

 

調査では、AGを採用した120薬局に発売から1週間(9月12日~20日)の間の切り替え状況について聞いた。その結果、「変更なし」が33%、「1~30%未満」28%、「30~60%未満」14%、「60~90%未満」が17%、「90%以上」が9%で、すでに60%以上の切り替えを進めている薬局が4分の1あった。さらに、約半数の薬局が半年後の切り替え率を60%以上と予測しており、10月以降、AGへの切り替えが加速していくことも予想される。

 

なお、12月に登場見込みとなっているブロプレスGEについては58%の薬局が採用の可能性があると回答した。

 

調査対象は、ネグジット総研のパネル薬剤師のうち薬局に勤務する薬剤師205人。内訳は、診療所門前薬局133、病院門前薬局38、面調剤薬局など34。方法はインターネット調査で、調査時期は9月25日~10月2日。
 

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