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【World Topics】親しいひとが癌だと聞かされたら

公開日時 2014/10/28 03:50

悪気はなくても、むしろ一生懸命相手を思っての一言が、しかし、聞くひとをひどく傷つける場合がある。たとえば親しいひとが癌を宣告されたときには、どう行動し、どんな言葉をかければよいのか?以下はアメリカ流ガイドラインである。(医療ジャーナリスト 西村由美子)

≪DO(すべきこと)≫

・患者が自由に感情を表現できるよう、よい「聞き手」になる( 癌宣告後には多くの場合、怒りや気持ちの落ち込みがくる)。

・自分にできるサポートを申し出る。電話番号を知らせ、「代わりに買い物に行ける」「子どもの送り迎えができる」「ペットの世話ができる」「話し相手が欲しいときは、いつでも電話して」など具体的に伝える。

・病院の送迎、診察の付き添いなどを手伝う。

・可能な立場であれば、患者の友人・知人に状況を知らせる中継点になって何本もの電話が患者に殺到することを防ぐ役目を引き受ける。また逆に、友人や知人からの手助けの申し出を、持ち回りのスケジュールや役割分担をきめるなどしてオーガナイズできれば、サポートになる。

・患者や家族に食事を届ける。ただし、先に相手の意向を確認すること。

≪DON’T(すべきでないこと)≫

・アドバイスはしない。「よかれと思って」するアドバイスも無用。

・治療や副作用についての嫌な話は絶対に持ち出さない。医療は日進月歩、自分や他人の過去の経験はもう時代遅れと心得る。

・教訓話はしない。「この経験があなたを強いひとにする」など。

・患者が自分で打ち明けたひと以外には、絶対に患者の状況を話さない。

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