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新年度に多い“脳震とう”で注意喚起 意識消失は9割以上でみられない 東邦大医療センター

公開日時 2015/04/17 03:51

東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科は4月16日、学校スポーツで起こる脳震とうが5月に多いことから、正しい知識とその対処法をまとめたメディカルレポートを公表した。脳震とうの主な症状は頭痛、めまい、ふらつき、力が出ない、集中できない――などだが、一般に知られる意識の消失は脳震とうの9割以上ではみられないという。このため、「本人や周囲が脳震とうであると自覚・認識することなく、引き続き運動を行うことも多い」とし、脳震とうを疑うポイントとして、1人ひとりの日頃の状態をよく把握して、通常の状態とどの程度差が出ているかを把握することが重要と指摘している。

脳震とうを起こした場合は、「練習や試合からすぐに外れることが一番」で、できるだけ早く専門医療機関を受診するよう促している。また、「頭痛やめまいが治ってもすぐに運動を再開するのは危険」とも指摘し、適切な回復期間と対策を講じたうえで徐々に運動負荷を上げていく段階的復帰を行うことが必要としている。

脳震とうの月別発生件数は、新年度がスタートする5月と、夏休みで合宿や対外試合が多い8月に多い。脳震とうは繰り返す“癖”がつきやすく、3回以上繰り返した場合は癖がついている可能性がある。繰り返すことで軽い衝撃で頭痛やふらつきを自覚するようになったり、認知症や怒りやすくなるなどの性格変化、ひどい場合は重い障害が残ったり頭蓋内出血などで死亡する場合もある。

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