持田製薬 潰瘍性大腸炎の体外診断薬が保険適用 便から測定 患者の負担軽減を期待
公開日時 2017/06/02 03:50
三洋化成工業が承認取得した潰瘍性大腸炎の体外診断用医薬品「カルプロテクチン モチダ」が6月1日付で保険適用されたと、同社と販売する持田製薬が同日に発表した。カルプロテクチンというタンパク質の濃度と腸管内の炎症の程度とが相関することに着目し、便中の同タンパクの濃度を測定する。保険点数は276点。内視鏡検査の回数を減らし、患者の身体的、経済的負担の軽減が期待できるという。
潰瘍性大腸炎の体外診断用医薬品として、三洋化成が日本で初めての認可を取得したもので、今回の保険適用を受け、持田製薬が販売する。現在、発売に向けて準備中という。モノクローナル抗体を用いたサンドイッチ酵素免疫測定法を用いる。