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緊急避妊剤・レボノルゲストレルの添付文書を改訂 奇形や流産などの発現割合「差を認めず」と追記

公開日時 2022/02/04 04:50
あすか製薬と富士製薬は2月3日、緊急避妊剤のレボノルゲストレル(先発品名:ノルレボ)の添付文書を改訂した。厚生労働省医薬・生活衛生局医薬安全対策課の課長通知による指示に基づくもの。「重要な基本的注意」に国内の診療ガイドラインや海外での観察研究を踏まえ、「レボノルゲストレルを緊急避妊に使用したにもかかわらず妊娠に至った場合の児の奇形、流産等の発現割合は、非投与の場合と比較して差は認められなかったとの報告がある」と追記した。あわせて、「既に成立した妊娠には、本剤の有効性は期待できない」ことも明記した。

重要な基本的注意にはこれまで、「妊娠初期・中期に投与した場合には、女性胎児の外性器の男性化又は男性胎児の女性化が起こることがある」との記載があったが、他の黄体ホルモン製剤(緊急避妊を効能・効果とする医薬品ではない)における報告であることを明確化。「その他の注意」として、「緊急避妊に使用した場合の報告ではないが、他の黄体ホルモン製剤を使用した妊婦からの出生児において外性器異常の報告がある」と記載した。

このほか、投与の際の妊娠していないことの確認方法として、「内診」などが例示されていたが、国内外の診療ガイドラインに内診が必要との記載は認められなかったことを踏まえ、削除した。

添付文書の改訂は、2021年7月に、あすか製薬から、使用上の注意について改訂を行いたいとの相談が医薬品医療機器総合機構に申し込まれたことを踏まえて対応された。1月24日に開かれた薬事・食品衛生審議会(薬食審)薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会で添付文書の改訂が了承されていた。


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