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ジェネンテック社のLavigne氏が退任 米ロックフェラー大の学長就任

公開日時 2010/09/14 04:00

米ロックフェラー大学は9月8日、ロシュの米子会社・ジェネンテック社のエクゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・サイエンス・オフィサーであり、神経科学者でもあるMarc Tessier-Lavigne氏が2011年3月より同大学の第10代学長に就任すると発表した。


ジェネンテック社のロシュ・グループ入り以来、市場では「ロシュはジェネンテック社の製品のみを手に入れて頭脳を捨てる」との懸念が指摘されており、ロシュはこうしたことを踏まえ買収後の目立った人材流出がないことをその後の決算会見のたびに強調してきたが、今回のLavigne氏の退任はロシュによる買収完了後では最高位、かつ同社の要ともいえるリサーチ部門のトップ幹部の流出となり、市場には再び人材流出の懸念が広がっている。


Lavigne氏の退任についてジェネンテック社のエクゼクティブ・バイス・プレジデントで研究・早期開発部門責任者のRichard Scheller氏は「彼は価値あるリーダーで退任は非常に残念だが、新天地での活躍を期待したい。それでもなお我々は困難に立ち向かえる才能の蓄積があるという幸運に恵まれている」と語った。


これまでにロシュによる同社買収後に流出した主な人材としては、昨年6月に退任、同年9月に米大手ソーシャルネットワークングサイト「Facebook」の最高財務責任者(CFO)に転じたジェネンテック社前CFOのDavid Ebersman氏、09年8月にAgios Pharmaceuticals社の最高経営責任者(CEO)に就任したジェネンテック社前臨床血液・腫瘍部門バイスプレジデントのDavid Schenkein氏などの例がある。
 

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