【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

FDAのSharfstein副長官がメリーランド州の衛生局長官に

公開日時 2011/01/25 04:00

米メリーランド州のMartin O’Mally知事は、FDAのJoshua Sharfstein副長官がFDAを退職し、同州保健・精神衛生局長官に就任(1月12日付)したと発表した。


Sharfstein副長官は、ハーバード大学卒業で小児科医。2005年12月から2009年3月までバルティモア市衛生局長を務めた。2009年にオバマ大統領に請われ、FDA副長官に就任した。同氏は、議会下院のHenry Waxman議員(民主党)のスタッフとして活躍した経験を持つ。同副長官は、特に医薬品・医療機器の安全性確保については持論を持ち、業界に対しては厳しい姿勢を示していた。最近では、ジョンソン・エンド・ジョンソン子会社マクニール・コンシューマー・ヘルスケアによる小児用解熱鎮痛剤の回収問題では議会公聴会開催の道を開くなど製薬企業に批判的だった。現在、FDAが推進している行政の透明化施策の推進者でもある。また、同副長官はメディケアなど公的医療保険政策にも精通しているという。


O’Mally知事は、「Sharfstein氏が、我々が取り組んできたメリーランド州民のためのヘルスケア制度拡大に専門的識見を発揮してくれるものと思う」と同州での保険カバレッジ拡大への貢献に期待感を示した。同知事は、2007年の就任以来、公的保険カバレッジの拡大策を推進、同州州民243000人を新規に保険給付対象とした。
同州出身のSharfstein氏は、「ヘルスケアと公衆衛生にとって重要な時期にわが故郷で働けるのは非常に光栄」としたうえで、「同州の4年間の積み重ねが今後の発展への基盤を構築した」と同州での保険カバーへの取り組みを評価した。


一方、同副長官の上司であるMargaret Hamburg長官は、同副長官は政権移行時に多大な貢献をしたのち、FDAで大いに指導力を発揮したと評価したうえで、「同氏が去るのはFDAにとって非常に残念」としながらも、「同副長官はメリーランド州民のために才能を発揮するだろう」と期待を寄せた。
 

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー