国内最大級の女性限定口コミサイトであるベネッセウィメンズパークの編集部（ベネッセコーポレーション運営）はこのほど、ロタウイルス感染症に関して、３歳11か月までの子どもを持つママを対象にした意識調査結果をまとめた。ロタウイルスの予防接種があることを９割以上のママが知っているものの、接種期限があることまで知っているママは半数以下に留まった。同編集部は、「保健所や医師・看護師、ママ友などから情報は得ているものの、接種時期などの詳しい知識までは浸透していない実態が浮き彫りになった」としている。

調査対象はウィメンズパーク会員ママ1499人。調査時期は2012年12月13日～18日。方法はインターネット調査。ロタウイルス感染症は乳幼児が罹りやすく、発熱に加えて激しい下痢や嘔吐を繰り返し、脱水に注意が必要な疾患。感染力も強い。

ロタウイルス感染症の認知度を調べたところ、「どのような疾患か知っている」とのママは61％、「名前は知っている」は35％で、同感染症の認知度は96％だった。予防接種のワクチンがあることも94％のママが知っており、１歳～１歳６か月未満の子どもを持つママでは「どのようなワクチンかまで知っている」との回答が８割近くに達した。しかし、接種完了時期（生後24週あるいは32週）があることについては、59％のママが知らなかった。

予防接種の意向については、ママの54％が接種を希望した。その理由としては「重症胃腸炎に対して90％以上の予防効果があるから」「WHOは地域に関係なく、世界中の赤ちゃんにロタウイルスの予防ワクチンを奨励しているから」が多かった。一方、「あまり接種したくない」「接種したくない」とのママは計９％で、「新しく始まったワクチンだから効果・安全性などが心配」といった声が寄せられた。