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武田薬品・古田CFO「価値観を見つめ直し社会に貢献する礎を」 創業245年記念イベントで歴史に触れる

公開日時 2026/06/22 04:53
武田薬品の古田未来乃チーフフィナンシャルオフィサー(CFO)は6月19日、同社の創業245周年を記念した社員向けイベントで、「基盤にある価値観をもう一度見つめ直し、これから245年間社会に貢献し続けられるような礎を仲間と共に築いていきたい」と呼び掛けた。イベントでは、洋薬の直輸入および医薬品の国産化を推進した同社五代目・武田長兵衞氏と、その右腕として洋薬輸入業務の責任者を務めた大賀寿吉氏の功績を振り返った。

◎社長交代の「転換期」 歴史振り返る重要性を強調

「武田薬品では、創業245年を迎えるこの年に社長の交代も控えており、それぞれが新しい成長を見定める転換期にある」――。古田CFOは同社の現状について強調した。同社では2015年から約11年間にわたり代表取締役社長CEOを務めたクリストフ・ウェバー氏が退任し、6月24日の定時株主総会をもって、ジュリー・キム氏が後任に就任する予定となっている。

古田CFOは、「こうした時だからこそ、きちんと歴史を振り返り、自分たち自身を深く見つめることが大切だ」と強調。「事業のみならず、情熱が社会や文化の発展につながる。これからの新しい武田薬品が掲げる成長、そしてそれがどのように患者さん、社会に対して貢献できるのか、基盤にある価値観をもう一度見つめ直し、貢献する礎を築いていきたい」と述べた。

◎中川スペシャルアドバイザー 「変えるべきことを変える勇気を」

イベントに登壇した同社の中川仁敬スペシャルアドバイザーは、新体制への移行やAI活用など社会環境の変化に触れ、「時代に適応し、患者さんや社会に貢献し続けるために私たちが心がけるべきことは、誠実という価値観は常に変わらないもの、普遍的なものとして全員がしっかりと持ち続ける」ことだと語った。一方で、「患者さん、そして社会により良い形でスピード感を持って貢献していくために、変えるべきことは勇気を持って変えていく」必要性があると強調した。

さらに、自身が7月に退任することにも触れ、「先人からのバトンを受け取り、次の時代を作っていく主役は皆さんだ。どの部門に属し、タケダの中でどういう役割を担っておられようとも、日々の行動は最終的にすべて患者さんにつながっている。私は皆さんにバトンを託し、全世界の仲間たちが作り上げていく次のタケダの姿を楽しみに見守っている」とエールを送った。

◎五代目・武田長兵衞氏と大賀寿吉氏の功績を紹介

イベントでは、洋薬の直輸入や医薬品の国産化を推進し、現在の事業基盤を築いた五代目・武田長兵衞氏の功績を振り返るとともに、その右腕として洋薬輸入業務の責任者を担い、日本におけるイタリア文学研究の礎を築いた大賀寿吉氏についても、映像や講演を通じて紹介した。

なお、同社では、創業日の6月12日に合わせ、タケダイズム(誠実:公正・正直・不屈)を共有し、この価値観に根差した企業文化の醸成を目的とする従業員向けイベントを毎年開催している。
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