米イーライリリー
公開日時 2002/02/24 23:00
塩酸ラロキシフェン(米国製品名:Evista)が、心疾患のリスクを40%減少させたというMOREスタディの新結果が、『Journal of the American Medical Association』誌2月20日号に発表された。 閉経後の骨粗鬆症女性7705人が参加したMOREスタディの4年間にわたる臨床試験成績から、特定の条件により抽出された心疾患のリスクが高い1053名に対する副次解析が行われた。その結果、リスクの高い群では、4年間にわたる塩酸ラロキシフェン投与により、心疾患(冠動脈および脳血管系疾患を併合)の発生リスクが40%減少した。 塩酸ラロキシフェンは、閉経後女性の重篤な心疾患や乳癌に関するリスクを減少させる効果についてのRUTHスタディが進行中である。