仏サノフィ・サンテラボ社、米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社>
公開日時 2002/03/03 23:00
抗血小板治療剤プラヴィックス(一般名:硫酸クロピドグレル)について、FDAが急性冠状動脈症候群(ACS)への処方を承認したと発表。ACSは、不安定狭心症(胸痛)と非Q波心筋梗塞(軽い心臓発作)と定義されている。今回の承認は、2001年8月に『NEJM』誌に発表されたCURE試験の結果に基くもの。1万2562人のACS患者を対象とし、アスピリンによる標準療法群とアスピリン+プラヴィックス投与群を比較した結果、プラヴィックス投与群では心臓発作、脳卒中、心臓血管死リスクが20%減少した。