沢井製薬
公開日時 2002/03/13 23:00
澤井弘行社長が、今回の薬価改定についてのコメントを発表した。沢井製薬が「平均23.48%と過去最高の薬価下げとなった」要因として、同社の品目中約3分の1を占めるGE品が、「他社を含めた加重平均となったため30.17%も引き下げられた」点を指摘。「品質・情報・安定供給にかけるコストの相違を斟酌することなく、加重平均で一律に引き下げたことは極めて遺憾である」とし、以下の要望を表明した。(1)調整幅や薬価差は%より金額を基本にするのが公平である。低薬価品には一定額の薬剤管理料のようなものがないと安定供給を損なうことになる。(2)分業に対し経済的インセンティブが導入されたことは評価できるが、注射剤や院内処方のような非分業に対しても後発品使用促進につながるインセンティブを至急導入すべきである。