ヒュービット ジェノミクス
公開日時 2002/04/02 23:00
健常人ボランティアを対象とした臨床試験専門の医療施設である関野臨床薬理クリニックと、薬物動態関連遺伝子の一塩基多型(SNP)解析に関する共同研究を4月1日から開始したと発表した。関野臨床薬理クリニックで収集したボランティアのDNAサンプルを用いて、ヒュービット ジェノミクスが理化学研究所からライセンスを受け、同研究所が特許申請している薬物動態関連遺伝子多型のデータベースを用いて約3000のSNP解析を実施する。同クリニックでは、現在600人のボランティアのDNAサンプルを抽出しており、年内に1200人のサンプルを収集する予定。研究の契約期間は1年間。今回の研究は数社の製薬企業から依頼を受けているもので、解析結果はこれらの企業にフィードバックされる。また、SNP解析結果に基き、被験者を薬剤反応性によって層別にしたフェーズ1試験も実施するとしている。