タカラバイオ
公開日時 2002/04/24 23:00
サイトカイン遺伝子の機能解析に必須のDNA断片セット、約400種類を5月1日に発売。独自開発した等温遺伝子増幅法(ICAN法)を用いて、多種類のDNA断片を工業的レベルで生産するシステムを確立した。温度の上昇、下降のサイクルを繰り返すために反応液量を増加させられないPCR法では、DNA断片の大量生産は難しかった。価格は10マイクログラム1万5000円、100マイクログラム5万円、1ミリグラム10万円。PCR法では1ミリグラム約50万円かかる。今後、ヒト、マウス、ラット、シロイヌナズナ、大腸菌など、これまでDNAチップ「IntelliGene」に搭載してきたDNA断片と、それ以外の遺伝子断片を含めて約1万種類についても今期中に順次、発売する。3年後の売上目標は10億円。