厚労省・中医協基本問題小委 特定機能病院包括化は1月「デッドライン」
公開日時 2002/12/18 23:00
厚生労働省の中医協調査実施小委に先立ち行った基本問題小委は特定機能病院の診療報酬包括化について議論を継続、来年4月実施のために、1月中旬から下旬をめどに「診療群分類β版」を完成させることを申し合わせた。事務局の説明では、診断群分類は、7~10月に各特定機能病院から提出されたデータをもとに疾病分類した疾病分類群(DPC-α版)で示した項目を基に、さらに詳しく分類した「β版」の作成作業を進めている。分類は、①傷病名②手術の有無③処置④合併症の有無と内容⑤重症度――の形で行い、来年早々の小委に報告する。青柳委員は、「デッドラインを決めた上で決めないと、(改定)間際に臨床現場であわただしい作業を求められ混乱する恐れがある」と強調。支払い側の下村健委員(健保連副会長)も早期対応には理解を示したが、その上で、「分類数がものすごく多くなりそう。簡素で分かりやすい体系のためには(診療群分類は)1500から2000が限度ではないか」と述べた。