大日本製薬 「研究開発プロジェクト管理システム」が本格稼動
公開日時 2002/12/26 23:00
大日本製薬は12月26日、研究開発プロジェクトの全体計画や各プロジェクトの試験のスケジュールと進捗状況、費用や人員といったリソースを含めた、研究開発に関する情報が一元管理できる「研究開発プロジェクト管理システム」が稼動を開始したと発表した。同システムには、「スケジュールの予定・実績の参照機能」や、「スケジュール立案調整のためのシミュレーション機能、時間分析機能」、「進捗情報の収集機能」が備わり、マネージメントや企画管理部門など、直接研究開発に携わらない関連部署が、研究開発のプロジェクト情報をリアルタイムで共有できる。研究開発の効率化と期間短縮を目的に導入している、組織横断的な「プロジェクト制」をサポートするために構築された。大日本製薬では、各部門が研究開発プロジェクトの全体計画を把握することで、リソース配分を含めた適切なスケジュールの立案が可能になり、また、プロジェクトの進行に伴い発生する課題や問題点が早期に発見できるため、その影響を予測したり、問題を解決したりといった対応がスピードアップできるとみている。