テルモと協和発酵 「ドブポン注シリンジ」発売へ
公開日時 2003/01/08 23:00
テルモと協和発酵工業は1月8日、テルモが開発、製造する急性循環不全改善剤「ドブポン0.5%注シリンジ」「同0.3注シリンジ」(一般名:塩酸ドブタミン)について、協和発酵が独占販売する契約を締結したと発表した。今年2月に発売予定。薬価はそれぞれ579円、1138円で、05年のピーク時に売上7億円を見込んでいる。同シリンジはあらかじめプラスチック製注射器に充てんしており、従来のアンプル入り製剤と比べアンプルカットや希釈などの調整作業が不要なため、投薬準備が容易で速やかに行えるのが特長。また、異物混入や細菌汚染の危険性が軽減するほか、容器である注射器に薬剤名や濃度が表示してあることから、薬剤取り違えや誤投薬といった事故防止にも役立つとしている。