旭化成 新社長に蛭田氏
公開日時 2003/02/02 23:00
旭化成は1月31日の取締役会で、副社長の蛭田史郎氏(61)を4月1日付で社長に充てる人事を決めたと発表した。同月スタートの新中期経営計画「ISHIN-05」に新体制で取り組む目的。山本一元現社長は、副会長に就く。同日記者会見した蛭田氏は、「(分社化に向け)高付加価値事業集団として会社を発展させていく。計画にも盛り込んだ、新しい分野のビジネスに果敢に取り組む」と積極姿勢をアピールした。また、「計画の中でも、医療・医薬とエレクトロニクスは重点エリアと考えていきたい」と述べた。蛭田氏は1941年生まれ。1964年横浜国立大学工学部応用科学科卒業後、旭化成入り。レオナ事業部レオナ工場長、エレクトロニクス事業部門長、専務取締役などを経て2000年6月から現職。同社は、今年10月から全事業を7つに分ける「分社・持株会社制」に移行する予定。医薬医療部門では、現在の医薬・医療カンパニーを、旭メディカルなどの関係会社と統合させ新会社を発足する。同日の取締役会で決まったその他の役員人事は次の通り。【2月1日】常務取締役(取締役)伊藤一郎【4月1日】取締役副社長(代表取締役副社長)徳永哲男▽同(同)煤孫浩士▽同(同)岡本利明