協和発酵 がん疼痛治療用製剤導入へ
公開日時 2003/02/16 23:00
協和発酵は2月14日、スウェーデンの医薬開発会社ダイアバクト社が開発中の、がんの痛みを緩和させる合成麻薬フェンタニルの速効性舌下投与錠「RAPINYL」(ダイアバクト社の登録商標)に関連する特許、ノウハウをライセンス導入する契約を同社と結んだと発表した。日本国内では、協和発酵が開発を進める。同製剤は、がん疼痛治療で持続的疼痛管理時に起こる激しい痛みを和らげるために用いる。通常はモルヒネ製剤が使われるが、同製剤はクエン酸フェンタニルが成分で、モルヒネ製剤と比べ副作用の便秘、眠気が少ないとされる。協和発酵が02年3月から販売しているフェンタニルの経皮吸収型の持続性貼付製剤などを補完する。