神澤医学研究振興財団 15人に助成金1500万円
公開日時 2003/03/02 23:00
神澤医学研究振興財団は2月28日、02年度神澤医学賞など助成金交付者計15人を発表した。神澤医学賞には、「卵巣がんの新たな生物学的特性についての基礎的・臨床的研究」をテーマにした、慶応義塾大学医学部産婦人科学の青木大輔講師が決まり、助成金300万円が贈られる。青木氏は、がんのマーカーとして血中GAT濃度を測定して卵巣がんの良性、悪性の識別を行う診断法を確立、臨床現場で広く利用され、保険適用となった。今回はその他、研究助成金(100万円)には10人、海外留学助成金(50万円)には4人の研究者が決まった。同財団は女性医学研究に対する研究助成財団として97年発足。リプロダクティヴエイジ(生殖可能期)および高、老齢期の女性に発現する疾患に関する多角的な研究の奨励を行ってきた。