エスエス製薬 「白書」で8割不眠感じる
公開日時 2003/03/03 23:00
自営業者の3割、経済的問題で不眠――? エスエス製薬が3月3日まとめた「不眠白書」で、不眠に関する意識調査の結果が明らかになった。不眠を感じたことのある人は全体の8割に上り、2割以上が不眠に悩んでいた。調査は02年6、7月にインターネットを通じ、20代から60代の男女合わせて1500人を対象に実施した。不眠を感じたことがあるのは、男性(73.6%)より女性(82.2%)が多かった。不眠を「ほとんど毎日感じる」のは22.2%で、男性(21.6%)より女性(22.8%)がやや多い。女性は40代(28.0%)が最も高く、その後は加齢とともに低くなったが、男性は60代(34.0%)が最も多かった。不眠の原因は男女とも約9割(複数回答)が「精神的疲労・ストレス」を挙げた。また、原因を心的要因から見ると、男性は「仕事・学業」(50.4%)、女性は「プライベートの人間関係」(42.8%)がそれぞれトップ。職業別では、自営業者の「経済的問題が気になって」が32.3%を占め他の職業より高い割合となっており、不眠の実態が景気の動向を反映していることが浮き彫りになった。