BSX ステント・システムでFDAが優先審査
公開日時 2003/03/24 23:00
ボストン・サイエンティフィック ジャパンは3月24日、TAXUSパクリタキセル溶出型冠動脈ステント・システムがFDAから「優先審査」対象の指定を受けたと、米ボストン・サイエンティフィック(BSX)社の発表を伝えた。同ステントについてFDAから、「現在承認されているいかなる冠動脈疾患治療にも代わる画期的技術となる可能性がある」との通知があったという。同社は、血管形成術やステント留置後の冠動脈再狭窄を低減させるポリマーベースのパクリタキセル溶出ステント技術を独自開発。同システムは、ステントに独自開発のポリマーを用いることで、パクリタキセルのデリバリー制御を可能にした。承認に向け、FDA審査官が優先的に同ステント審査に割り当てられる。