厚生労働省の中医協は３月26日、診療報酬基本問題小委員会を開き、04年に予定される次回改定に向け、特定機能病院の包括評価に関するデータ収集や大学病院の外来診療報酬のあり方などの課題について、４月以降は月２回程度同小委を開き検討を続けることを了承、続いて開いた総会に報告した。また、３月中に開催予定だった薬価専門部会は、スケジュールの関係で４月から議論をスタートすることにした。一方、これまでの会合で診療側委員がたびたび問題提起し撤廃を求めていた再診料月内逓減制については、「患者への合理的な説明が困難で診療現場でも混乱が生じ、当初想定した目的を達しておらず診療側が改善を求めたが、支払い側から、外来医療の問題とあわせて検討するべきとの意見があり、小委としてはこれらの意見をもとに、診療報酬体系の改革に向けて引き続き検討する」と、星野進保小委委員長メモを報告に添えた。