大正製薬 ぜん息治療薬の開発中止
公開日時 2003/05/15 23:00
大正製薬は5月15日、米エピシェネシス社と共同開発を進めていたぜん息治療薬「EPI-2010」について、開発中止を決定したと発表した。米、英両国で実施した前期フェーズⅡ試験の結果、ステロイド吸入剤を使用している中等度ぜん息患者では十分な効果が確認できず、重要なマーケットを獲得できないと判断した。軽度ぜん息患者とステロイド未使用ぜん息患者では、期待されるデータが得られていた。両社は00年にEPI-2010の共同開発契約締結。アジア地域の開発、販売権は大正が取得、欧米での権利は両社が共有し、共同研究を行っていた。