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住友製薬 PPA配合の「ダン・リッチ」製造中止へ

公開日時 2003/08/10 23:00

塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有の医療用・一般用医薬品で脳出
血の副作用が複数報告されたことから厚生労働省は8月8日、使用上の注意の
改訂などを各メーカーに通知した。医療用で唯一のPPA含有医薬品である上気
道炎治療剤「ダン・リッチ」を製造する住友製薬は同日、製造、販売を中止す
る方向で検討を開始した。

PPA服用で出血性脳卒中の発現リスクが高いことから米FDAは2000年、製薬企業
に対し自主的な販売中止を要請。これを受け日本でも厚生労働省が、心臓病の
人や脳出血の既往がある人は使用しないよう適正使用の徹底を図った。しかし、
その後も一般用医薬品で5例、医療用医薬品で2例の副作用報告があり、今回
改めて使用上の注意の改定を指示。一般用医薬品メーカーに対しては塩酸プソ
イドエフェドリンまたは硫酸プソイドエフェドリン(PSE)含有医薬品への早
期切り替えを求めた。

住友製薬は00年の措置後、処方変更の検討を図ったが技術的問題で断念したと
いう。同社によると、同剤の売上は年間5~6億円。同社は一般用医薬品でも
PPA含有の商品があり、対応を検討中。同省などによると、PPA含有の一般用医
薬品は100品目以上あり、年間約2400万箱が売れているという。

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