武田薬品 欧州でアクトス単独療法の承認取得
公開日時 2003/09/03 23:00
武田薬品工業は9月3日、100%子会社の武田欧州研究開発センター(英国)
とイーライ・リリーが欧州時間の8月28日に欧州委員会から2型糖尿病治療薬
アクトス(インスリン抵抗性改善剤)の単独療法が承認されたことを発表した。
承認内容は「45mgまでの用量でのセカンドラインの単独療法(食事療法と運動
療法による血糖コントロールが不十分な肥満患者でメトフォルミンが禁忌また
は忍容性がないため不適切な場合)の効能追加」「既承認の併用療法での45mg
の用量追加」――。
欧州では、00年10月にメトフォルミン、SU剤との併用療法で販売許可を取得、
これまで併用療法のみ認められていた。米国では99年8月から単独療法、SU剤、
インスリン、メトフォルミンとの併用療法として発売している。また、日本で
は99年12月から単独療法とSU剤が効果不十分な場合の併用療法として発売、02
年6月にはα-グルコシダーゼ阻害剤が効果不十分な場合の併用療法の承認を
取得した。