感染症週報 マイコプラズマ肺炎が増加
公開日時 2003/10/23 23:00
国立感染症研究所が10月23日までにまとめた感染症週報第40週(9月29日~10
月5日)によると、マイコプラズマ肺炎の報告数が増加している。03年は全体
的に、マイコプラズマ肺炎の報告数が過去より高めで推移。5月下旬から6月
上旬にも定点当たり0.20~0.26で推移しいったんは下がったが、第39週は0.28、
40週は0.30になった。ここ数年の同じ週と比べても、02年(0.18)、01年(0.
24)、00年(0.11)、99年(0.05)のいずれよりも多い。
同研究所は、「今冬のSARS(重症急性呼吸器症候群)対策で、鑑別診断として
インフルエンザやマイコプラスズマ肺炎のような呼吸器感染症は重要。可能な
限り病原体を把握することが望まれる」としている。