厚労省 SARS鑑別でインフルエンザ試薬が必要不可欠
公開日時 2003/10/30 23:00
厚生労働省は10月30日に発表した医薬品・医療用具等安全性情報194号で、「
インフルエンザと重症急性呼吸器症候群(SARS)の初期症状は類似しており、
症状の初期段階で鑑別することが治療上重要。現段階でSARS検出試薬は承認さ
れていないことから、信頼性あるインフルエンザウイルス抗原検出試薬の医療
現場への提供が必要不可欠」と指摘した。
ウイルス抗原検出試薬について厚労省はこのほど、承認を受けている企業9社
が11製品の感度について行った自主点検の結果を発表。3社の4製品が企業側
の判断で販売中止になっている。同情報には、これら全11製品についての点検
結果も掲載した。