中医協・小委 看護師代表を専門委員に追加へ
公開日時 2003/11/05 23:00
中医協・診療報酬基本問題小委員会は、看護師の代表者を専門委員に追加する
ことを決めた。青柳俊委員が「医療関係の職種が数多くある中で、問題が起き
ないような理論上の整理が必要では」と、他の医療関連職種とのバランスにつ
いてただしたのに対し、事務局の厚生労働省担当官は「在宅医療推進のために
訪問看護が重要という視点と、現場での看護師の数から(専門委員への追加を)
判断した」と答えた。
社会保険医療協議会法は、公益、支払い、診療側委員のほかに「10人以内の専
門委員を置くことができる」と規定。現在は総会に出席する専門委員2人(老
人診療報酬関係)、薬価部会に出席する専門委員3人(製造関係2人、流通関
係1人)、保険医療材料専門部会に出席する専門委員3人(製造関係2人、流
通関係1人)が委嘱されている。
小委での了承について、日本看護協会はミクスeX-pressニュースの取材に対し、
「中医協に(医師、歯科医師および薬剤師を代表する委員と同等に)看護者の
代表委員を入れていただくよう長年にわたり要望を続けている。今回、専門委
員としてではあるが看護者が追加されることが了承された。19日の総会で審議
されると聞いているが、大いなる前進だと受け止めている」とコメントした。