中医協・部会 後発品係数見直し「過激にならぬ配慮を」
公開日時 2003/11/12 23:00
新規後発品の薬価について「たたき台」で、現行の0.8掛けルールを見直すと
していることについて日薬連の吉田逸郎理事(東和薬品社長)は、医薬工業協
議会会長の立場から、「0.8掛けはできればそのままで、見直すなら過激にな
らないよう配慮を」と求めた。
係数については、9月の同部会で、00~01年度に初めて収載された後発医薬品
の02年4月の薬価改定時の引き下げ率は約4割に上り、市場実勢価格がかなり
低くなっていることから見直しが取りざたされている。吉田氏は、収載品目数
が多いほどダウン幅が大きいことを示しながら、「10品目を超えるものは0.8
掛のさらに9割程度、10品目以内のものは0.8掛のままにしてほしい」と具体
的な数値を上げた。