薬食審・部会 新有効成分「塩酸インジセトロン」など通過
公開日時 2003/11/24 23:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会は11月21日、塩酸インジセ
トロンを新有効成分とする、「塩酸インジセトロン『ニッシン』」(日清ファ
ルマ)と、「シンセロン錠8mg」(日清キョーリン製薬)の製造承認について
了承した。塩酸インジセトロンは、シスプラチンなどの抗がん剤投与に伴う消
化器症状の抑制が効能・効果。
その他、日本化薬の抗がん剤「動注用アイエーコール100mg」(一般名:シス
プラチン)、ブリストル製薬の同「動注用コナブリ100mg」(同)の製造承認
も了承。さらに、ブリストル製薬が輸入承認申請した「レイアタッツカプセル
150」「同200」(硫酸アタザナビル)を、 HIV-1感染症を効能・効果とする希
少疾病用医薬品として承認することも了承した。
一方、承認事項の一部変更について、次のとおり了承した。
大鵬薬品工業の抗がん剤「ティーエスワンカプセル20」「同25」(テガフール・
ギメラシル・オテラシルカリウム)=結腸・直腸がんの効能・効果追加▽アベ
ンティス ファーマの抗がん剤「タキソテール注」(ドセタキセル水和物)=
食道がんの効能・効果追加▽日本たばこ産業のHIVプロテアーゼ阻害剤「ビラ
セプト錠」(メシル酸ネルフィナビル)=効能・効果をHIV感染症とし、用法・
用量に「1回1250mg、1日2回投与」などを追加