厚労省・薬価調査 平均乖離率6.3%
公開日時 2003/12/03 23:00
厚生労働省は12月3日の中医協・総会で、03年薬価調査の速報値を発表した。
薬価と実勢価格との差である平均乖離(かいり)率は約6.3%(調整幅2%を
含む)で、02年薬価改定の平均6.3%(医療費ベース1.3%)引き下げの根拠と
なった2年前の前回調査(7.1%乖離)より、0.8ポイント縮小した。注射薬は
6.7%と乖離幅が大きく、外用薬は5.7%。全体の約3分の1(薬価ベース)を
占める内用薬は、6.2%だった。
調査は9月取引分について実施、販売サイドから磁気媒体などで直接提出され
た約1090万件を集計した。都道府県を通じて提出された紙媒体など一部を除く
が、ほぼ9割以上をカバーしているとみられる。【主要薬効群別の乖離率は下
段に掲載】