中医協・総会 局方品引き下げ「3%」、調整幅は2%据え置き
公開日時 2003/12/14 23:00
中医協・総会は12月12日、銘柄別薬価収載の日本薬局方収載医薬品は、それ以
外の特例引き下げ幅の「2分の1」とすることを決めた。02年の前回改定でス
タートした長期収載品特例引き下げルールは承認時期によって4%、5%、6%
に分類されたが、同ルールを踏襲すれば04年改定ではすべて「6%」になる。
前回改定で局方品は対象から除外されたが、薬価専門部会がこの日総会に提出
した報告書では、「局方品の役割に配慮し非収載品と差を設ける」ことを条件
に対象に組み入れることとした。
「差」が2分の1とされたことで、局方品の下げ幅は3%になる。「2分の1」
は、診療側委員から提案されていた。総会ではまた、「薬剤の安定的な流通に
役割を果たしている」とされる調整幅について、「2%」据え置きとすること
を決めた。