厚労省・調査 500床以上病院の9割HP開設
公開日時 2003/12/15 23:00
厚生労働省は12月15日、02年医療施設調査・病院報告の概要をまとめた。病院
数(10月1日)はピーク時の90年(1万96ヵ所)から減少の一途で、9187ヵ所
(前年比0.6%減)になった。88年以降増加を続ける一般診療所は9万4819ヵ
所(0.9%増)。病院病床数が164万2593床(0.3%減)、一般診療所病床数が1
9万6596床(6.2%減)でいずれも減少する中、これらのうち療養病床等は32万
5731床で、10.1%増えた。
今回初めて調査した、ホームページ(HP)の開設状況は、病院53.7%、一般診
療所12.9%。500床以上病院では91.0%が開設するなど、大規模施設ほど高い
割合であることが分かった。また、外来患者への院外処方の割合は、一般病院
の63.2%、一般診療所の42.5%だった。
一方、1年間の1日平均外来患者数(病院のみ)は173万6753人で3.5%減、減
少幅はここ数年で最も大きい。1日平均在院(入院)患者数は139万5735人で、
ここ数年の微増が0.5%の減少に転じた。