感染症週報 咽頭結膜熱過去10年平均の2.9倍
公開日時 2003/12/16 23:00
国立感染症研究所が12月16日までにまとめた感染症週報第48週(11月24~30日)
によると、咽頭結膜熱の患者報告数が依然として高く推移、定点当たり0.24
(前週0.25)だった。第29週(7月14~20日)の定点当たり0.77をピークに低
下傾向にあったものの、第42週(10月13~19日、定点当たり0.11)を底に再び
増加。累積定点当たり報告数は、過去10年間平均の約2.9倍に達した。
また、インフルエンザの定点当たり報告数は0.06でまだ低く、本格的な流行は
始まっていないと見られる。分離報告があったウイルスは、AH3型が多く、B型
もわずかに認められる。