厚労省 救急救命士試験年1回化で検討会
公開日時 2003/12/21 23:00
厚生労働省は12月19日、「救急救命士国家試験のあり方検討会」(座長・島崎
修次日本救急医学会理事長)を設置し初会合を開いた。現行年2回実施してい
る国家試験を年1回に変更することを主眼に、試験問題の作成プロセスや、知
識、技能の評価方法を改善する。問題数の増加や、禁忌肢導入などを想定して
いる。
同国家試験は1991年に制度発足。現状の年2回実施では、受験者が持つ知識、
技能を適切に評価するための試験問題作成には時間が不足していると指摘され
ていた。医師は85年、歯科医師は86年、看護師は90年に、それぞれ年2回の国
家試験を1回に変更している。