厚労省 真空採血管の滅菌処理徹底指示
公開日時 2004/01/06 23:00
厚生労働省は1月5日付で、真空採血管の品質、安全に関し、7月1日までに
滅菌処理を施した製品の製造、輸入に切り替えるよう、都道府県を通じ各企業
に指示した。遅くとも12月以降は未滅菌の真空採血管が市場に出回らないよう
することのほか、滅菌処理済み製品の出荷には、当分の間、その識別ができる
ような措置も求めた。
真空採血管の約20%からセラチア菌など8種の細菌が検出されたとの研究者の
指摘で厚労省は昨年11月、適切な採血方法と逆流防止について、添付文書で正
しく記載されているか関係企業に自主点検を指示。今回はこれに引き続き、
「適切な手順で採血を行わなかった場合、採血管内の最近などが逆流し患者の
体内に入る可能性がある」として、改めて安全性確保を求めた。