明治製菓 東南アジアに経営資源集中
公開日時 2004/01/07 23:00
明治製菓は1月7日の記者会見で海外展開について説明し、感染症領域で東南
アジアに経営資源を集中する考えを明らかにした。抗菌剤への市場ニーズが高
いため、現地子会社を中心とした事業拡大をはかる。とくに中国では、自社製
品販売組織の強化と生産拠点を再構築する。
戦略品目の抗生物質メイアクトが韓国などで順調に伸びており、発売3年を経
過した中国では専門MRも投入している。同剤は昨秋、米国でパーデュー社がラ
イセンス発売。今春にもスペインで承認される見通しで、欧州はスペインで認
可されれば相互承認により各国で販売展開できる。
また、昨年7月に策定した「チャレンジ2005」では、重点品目の選定やMR800
人体制の確立などについて方針を明示した。(ミクス1月号「営業本部長が語
るメーカーの戦略」に詳報)