住友製薬 喘息治療薬の有望化合物群を発見、アストラゼネカと提携
公開日時 2004/01/15 23:00
住友製薬は1月15日、新しい作用メカニズムの呼吸器疾患治療薬の研究で、探
索スクリーニングの中から有望な複数の化合物群を見出すことに成功、英アス
トラゼネカと共同研究を実施することで合意し、契約を締結したと発表した。
共同研究の目的は協力して開発化合物を選定するものだが、その後の開発や販
売も共同で行うことで基本合意しているという。住友製薬は、喘息治療薬の開
発を想定、現在欧州で開発中の抗リウマチ剤に続く、世界的治療薬になると期
待している。前臨床試験の開始時期は未定。
住友製薬は、アストラゼネカとカルバペネム系抗生物質メロペンの開発・販売
や、日本での販売・製造受託など長年にわたり良好な提携関係にあり、親会社
の住友化学はアストラゼネカ日本法人の株式の20%を所有している。