全日病・会長 「地域一般病棟」創設方針を評価
公開日時 2004/01/15 23:00
全日本病院協会(全日病)の佐々英達会長は1月15日開いた「新年の集い」で
冒頭あいさつし、「協会が提唱し四病協(日本病院会、日本医療法人協会、日
本精神科病院協会、全日病)として(厚生労働省に)提出した『地域一般病棟』
に関する要望が、今回の診療報酬改定で具現化することがほぼ確実になり大き
な成果。今後も4つの病院団体が協調し、医療の質の向上に努める」と述べた。
「地域一般病棟」は、地域で病院や介護施設などをつなぎ、在宅医療の後方支
援や急性期病棟からの受け入れなどを行う病棟として全日病が創設を提唱。中
医協が昨年12月12日の総会で了承した「04年診療報酬改定の基本方針」は、
「回復期リハビリテーション病棟の対象となる患者以外の患者に対する亜急性
期(回復期)医療について、一定の入院期間に在宅復帰等を目的とした地域一
般医療の提供を行う機能を有する病棟の評価について検討する」としている。