サノフィ 大正製薬との合弁契約を解消、日本での自販体制構築に前進
公開日時 2004/02/04 23:00
仏サノフィ・サンテラボは2月4日、合弁会社の大正・サノフィ・サンテラボ
製薬の大正製薬の所有株式49%をサノフィが全て取得することで大正製薬と合
意したと発表した。完全取得日は06年3月31日。合弁会社は83年9月に設立さ
れ、現在抗不整脈剤アンカロンを販売しており、03年の日本市場での売上は約
43億円だった。
サノフィは「日本での販売ネットワークを構築するという戦略の第一歩となる
とともに、日本のオペレーションの大きな転機となる。自社の研究開発パイプ
ラインから提供される製品を将来的に自社販売するための営業体制の構築が大
きく前進する」としている。
サノフィは、日本市場では、大正・サノフィ・サンテラボ製薬を含め6つの合
弁会社と、技術提携パートナーを通じて販売活動を行っている。