アベンティス 純利益17.5%増、ランタス、ケテックが大きな伸び
公開日時 2004/02/08 23:00
仏アベンティスが2月5日発表した03年1―12月決算によると、売上高は4.5%
減の167億9100万ユーロ、純利益は17.5%増の24億4400万ユーロ。ユーロ高・
ドル安の為替の影響と、米国でOTC薬の影響でアレグラ/テルファースト(ア
レルギー)が減少(為替の影響を除くと横ばい)したのが減収の要因。日本の
売上は1.5%増の8億4700万ユーロ。10―12月期は、売上高が3.7%減の43億91
00万ユーロ、純利益が22.8%増の7億1600万ユーロ。
全世界での売上は、アレグラ/テルファースト(アレルギー)が14.5%減の17
億3600万ユーロ、ロベノックス/クレキサン(深部静脈血栓症・心臓発作)が
6.1%増の16億5900万ユーロ、タキソテール(抗悪性腫瘍剤)が8.0%増の13億
6200万ユーロ、ランタス(糖尿病)が62.9%増の4億8700万ユーロ、ケテック
(抗生物質)が121.2%増の1億1500万ユーロ。
仏サノフィ・サンテラボがアベンティスに敵対的買収提案を行ったことについ
て「我々の株主に彼らのリスクを移そうとする安っぽい試み」と改めて拒否す
る姿勢を示した。